PLAUD NOTEはAIを搭載したボイスレコーダーとして、特にオフラインでの会議やインタビューなどの用途で人気のあるデバイスです。
PLAUD NOTEはボイスレコーダーという物理デバイスなので、オンライン会議には向かないツールだと筆者は考えています。
しかし、PLAUDのWEB・デスクトップアプリはマイクやデスクトップ音声を録音&文字起こし可能なので、文字起こしツールをオールインワンでまとめたい方にも使えるサービスとなっています。

あくまでもボイスレコーダーを利用したオンライン会議にフォーカスして解説します。
PLAUDにはWEB版も用意されているので、オンラインにはそちらを利用しましょう。
本記事ではPLAUD NOTEがオンライン会議に向かない理由と、それを補完する代替方法について詳しく解説します。
実際にオンライン会議をPLAUD NOTEで録音した検証結果も紹介していくので、オンライン会議向けに運用したい方は参考にしてください。
PLAUD NOTEがオンライン会議に向かない3つの理由
- オンライン会議に対応した録音機能がない
- 画面共有やチャットを記録できない
- オンライン会議だと文字起こし精度が下がる



上記3つの理由から、PLAUD NOTEをオンライン会議で使うことはおすすめしません。
PLAUD NOTE・PLAUD NotePin自体は物理デバイスである以上、パソコンやスマホで直接録音・録画するツールよりも使い勝手が悪くなるシチュエーションがあります。
オンライン会議においては、会議をそのまま録画するような機能が無い点でPLAUD NOTEはおすすめしません。
以下からはPLAUD NOTEがオンライン会議に向かない理由について深堀りしていきます。
オンライン会議に対応した録音機能がない


PLAUD NOTEは本体に備え付けられたマイクから集音を行いますが、他のデバイスとの連携機能はありません。
つまりオンライン上で行われる会議の音声を拾う機能がないため、オンライン会議の録音には向かないと言えます。
仮にPLAUD NOTEをオンラインで使いたい場合には相手の声をスピーカーで出力して音を拾う必要があるため、会議相手の邪魔になってしまうのでおすすめしません。
1対1でのやりとりならともかく、複数人でのWEB会議においてスピーカーから音を出す許可を取るのは難しい点も考慮する必要があります。
画面共有やチャットを記録できない
オンライン会議をする場合、画面共有やチャットといった機能を利用する方が多いでしょう。
しかしPLAUD NOTEはあくまでも物理デバイスなので、音声のみしか拾うことができません。
WEB会議向けのサービスなら画面の録画・要約・文字起こしが可能になるため、録画もしたい方は代替サービスを検討しましょう。
オンライン会議だと文字起こし精度が下がる
オンライン会議では各個人のマイクや回線の品質によって音質が変わってしまうため、AIによる文字起こしの精度が下がります。
その点は他のツールにも言えることですが、PLAUD NOTEは音質の悪い音をスピーカーで集音する余計な手間がかかってしまうため、オンライン会議向けのツールより更に精度が下がる可能性があります。
PLAUD NOTE本体を使ってオンライン会議を録音した検証結果
オンライン会議における品質を検証するため、スピーカーから聞こえる音をPLAUD NOTEで録音して文字起こしを行ってみました。
今回のオンライン会議の精度検証は以下のような環境で収録しています。あくまでも参考程度ですがご確認ください。
- 通話はZoomを使用
- 話者Aは会議で使うマイクへ話しかけ、話者Bの声をスピーカーから出力して収録
- 話者BのマイクはWEBカメラ(ELECOM 5MP)に備え付けられていた低品質なマイクを使用
- 原稿を用意し、なるべく正確に発音する
実際にPLAUD NOTEでオンライン会議を録音して文字起こししたところ、以下の画像のような結果になりました。





WEB会議向けのデバイスではないにも関わらず、意外にもPLAUD NOTEの精度は悪くないという印象を受けました。
あえて音質の低いマイクを使ったのにも関わらず、文字起こしの精度としては納得できる・文脈からミスを判断できる程度に収まるという意外な結果になりました。
とは言えども今回は2人の話者かつお互いの話が被らないように検証しているため、実際のWEB会議ではもっと精度が落ちることが予測できます。
特に方言やなまりのある方、滑舌の悪い方がいると更に精度は落ちると予想できますが、これはPLAUD NOTE以外の文字起こしツールでも同じことが言えるでしょう。
今回の検証結果の例で言えば「搭載」が「と再」になるなどのような細かいミスが増えたため、それを許容できない方はWEB会議向けのアプリケーションを利用するべきでしょう(ただしWEB会議向けのアプリでも精度は完璧ではありません)。
逆にこのレベルの精度で満足できる方・スピーカーから音を発することが許容されるなら、PLAUD NOTEをWEB会議用に運用してみても良いでしょう。
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以下の記事でPLAUD NOTEの評判・口コミ、PLAUD NOTEの購入方法について紹介しているので、購入前に知りたい情報をチェックできます。




PLAUDのWEB版ならオンラインの文字起こしも可能


ここまではPLAUD NOTE本体を使った録音については、オンライン会議での文字起こしにおすすめしないと紹介してきましたが、PLAUDのWEB版は別です。
PLAUDのWEB版・デスクトップアプリでは以下の機能を利用できるため、オンライン会議の文字起こしも可能です。
- パソコンに接続したマイクから音声を録音可能
- デスクトップ音声(パソコンから流れる音声)を録音可能なため、通話相手の音声を録音できる
- 録音したデータや動画をアップロードして文字起こしも可能
- 文字起こし精度や、各種要約機能はアプリ版と同一のものを利用できる
PLAUDアプリはスマホで利用できるアプリと全く同じ機能を有しているので、PLAUD NOTEとWEB版PLAUDの違いはパソコンが必要な点だけです。
ただし画面録画機能は搭載されていないため、会議中の画面を録画したい場合には別途録画しておく必要があります。



WEB版だけの契約も可能です。
本格的な利用にはプロプラン・無制限プランの加入を検討しましょう。
PLAUD NOTEなしでも利用可能!
ただしPLAUD WEBの利用には、文字起こしにはPLAUD NOTEで契約したプランの文字起こし時間を消費してしまいます。
オンラインとオフラインで使い分けを行いたい方や、画面録画機能のある文字起こしツールを使いたい方は次項で紹介するサービスをおすすめします。
オンライン会議向けのおすすめ文字起こしツールは「Notta」



オンライン会議で使える文字起こし&録音ツールを紹介します。
PLAUD NOTEのような物理デバイスではなく、PCやスマホで使えるアプリを探しているなら「Notta」をおすすめします。
Nottaの概要は以下の通りです。対応アプリは連携機能で直接録音が可能ですが、非対応アプリでのWEB会議も問題なく録音できます。
- Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Webexの招待リンクを添付するだけで利用可能な文字起こしサービス
- AI要約・リアルタイム翻訳機能搭載
- 音声・文字起こしデータの出力が可能
- 音声データのインポートによる文字起こしも可能
- 画面収録機能や録音機能も搭載で公式に非対応なサービスにも利用可能
- 各種カレンダーアプリと連携してスケジュールを設定できる
運営会社 | Notta株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1ー12ー1渋谷マークシティW 22階 |
公式サイトURL | https://www.notta.ai |
異なる言語の並列文字起こしとリアルタイム翻訳ができる点から、オンライン向けの文字起こしアプリの中でも優れているアプリだと筆者は感じています。
「フリープラン」「プレミアムプラン」「ビジネスプラン」が用意されており、プレミアムプランで不足する場合には相談してカスタムすることも可能となっています。
各プランで利用できる機能と、月間における機能の上限は以下の通りです。
利用できる機能 | フリープラン | プレミアムプラン | ビジネスプラン |
---|---|---|---|
月額料金 | – | 月間1,980円 | 月間4,180円 |
年間プラン | – | 14,220円(月間1,185円) | 30,096円(月間2,508円) |
文字起こし時間 | 120 分 / 月 | 1,800 分 / 月 | 文字起こし時間無制限 |
1回あたりの連続使用時間 | 1回につき3分 | 1回につき90分 | 1回につき5時間 |
ファイルのインポート | 50個まで | 月間100個まで | 月間200個まで |
AI要約の回数 | 月間10回まで | 月間30回まで | 月間50回まで |
限定機能 | 文字起こし 話者識別 | 文字起こしのダウンロード テキストの翻訳 単語登録 | 録画機能 セキュリティ管理 利用状況レポート |
まずはフリープランで各種機能を試してみてから、プレミアムプランやビジネスプランの検討をしてみましょう。
以下の記事でNottaの料金・月額を詳細に解説しているので、そちらも参考にしてください。


プレミアムプランの3日間無料体験が可能


Nottaでは、プレミアムプランを3日間無料で体験できる特典があります。
プレミアムプランの3日間体験については、実際のプレミアムプランとの機能の差異はないため、実際に運用する場合の感触をお試しとして確かめられます。
ただし3日間以内に解約を行わないと有料プランへそのまま加入してしまうので、加入したくない場合には解約を行いましょう。
無料体験の期間終了12時間の段階でお知らせメールが届くため、無料体験の解約を忘れた場合にも通知が来る仕組みにはなっています。
年間プランは月間プランよりお得に加入可能


Nottaは年間プランと月間プランが用意されていますが、年間プランの加入で自動的に40%OFFの割引が行われる仕組みがあります。
以下のような価格設定となっており、個人であればプレミアムプランを、社内での利用であればビジネスプランを検討してみましょう。
価格 | プレミアムプラン | ビジネスプラン |
---|---|---|
月間プラン | 月間1,980円 | 月間4,180円 |
年間プラン | 14,220円(月間1,185円) | 30,096円(月間2,508円) |
さらにフリープラン中に誰でも貰える10%OFFプロモコードを配布中です。
プロモコードはNottaにログインし、フリープランでも簡単に達成できる以下の条件を達成するだけで10%OFFの割引特典が貰えるので、契約前に逃さずゲットしておきましょう。
- サインアップの完了(ログインした時点で完了します)
- 最初の文字起こしを作成
- AIによる要約を行う
学生・教員割引も用意されており、教育機関発行のメールアドレスの登録から50%OFFでNottaを利用できるようになります。
学生・教員割引の有効期限が切れるとフリープランに切り替わるため、自動更新の解除は不要となっています。
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PLAUD NOTEのオンライン会議における運用のまとめ
PLAUD NOTEのオンライン会議における要点一覧
- PLAUD NOTEにPCやスマホの音を取り組む機能は無い
- WEB会議で使うならスピーカーで出力した音を拾うしかない
- オンライン向けのアプリより文字起こし精度は落ちる
- PLAUDのWEB版ならパソコンから音声を録音して文字起こしが可能
- オンライン向けのアプリから選ぶならNottaがおすすめ
PLAUD NOTEはオンライン会議向けの録音機能がないため、WEB会議で使うにはスピーカーから出力した音声を拾う必要があります。
スピーカーから音を出してしまうと会議相手の迷惑になってしまう点を考慮すると、オンライン会議での利用はあまり推奨できません。
PLAUDのWEB版ならパソコンからマイクの音声を録音できるため、もしPLAUD NOTEでオンライン会議を録音したい場合にはWEB版を利用してみましょう。
頻繁にオンラインでの文字起こしを行いたいのであれば、当記事で紹介した「Notta」のようなオンライン向けの文字起こしアプリとPLAUD NOTEのシチュエーションによる使い分けがおすすめです。



PLAUD NOTEも十分に使えますが、筆者としてはわざわざ使うほどではないかなという結論です。
本格的なオンラインの文字起こし・録画なら現状はNotta一択です。
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